痛風と食事

痛風と食事

痛風に食生活の事情はとても深く関わってきます。それまで痛風を発症させやすいもの、悪化させてしまうものを多く摂取するような食生活だったのであれば、それまでの食生活を見直すことで改善に繋げることができます。痛風を発症させやすく、悪化させる食品とは一体どんなものがあるのでしょうか?痛風に悪いとされているのは、プリン体を多く含む食品です。

 

プリン体とは、穀物、肉、魚、野菜といった食物全般に含まれる旨みの成分です。プリン体は体内で代謝されると尿酸に変化します。元々体内でも生産されるものですが、食品からも摂取することが出来ます。本来であれば、生産された尿酸とプリン体から変化した尿酸というのは血液の中に溶け出していて、排出とのバランスが取れているはずです。

 

しかし、プリン体を多く含む食品をたくさん摂取してしまうと、変化した尿酸の排出が間に合わず、血液中の尿酸が飽和状態になり、結晶化してしまいます。痛風は結晶化した尿酸が関節の周りに溜まって、炎症を起こすことで痛みを生みます。尿酸を必要以上に作り出すことになってしまうので、プリン体を多く含む食品をたくさん食べることは痛風に悪いとされているのです。

 

では、一体どんな食品がプリン体を多く含んでいるのでしょうか?プリン体を多く含む食品は、鶏や牛のレバー、カツオやイワシ、エビやカニ、ビールや日本酒といったアルコールなどがあります。特にプリン体が多いとされているのは、レバー類は100gあたり210〜320mg、カツオは100gあたり210〜270mg、ビールは100mlあたり4.35〜6.86mgとされています。

 

テレビやコマーシャルなどでプリン体ゼロを謳ったビールについて報道されるようになったので、「プリン体」という言葉をよく耳にすると感じる人も多いと思いのではないでしょうか。ところが、ビールに含まれているプリン体の数値だけを見ると、レバー類に比べて低いと感じますよね。しかし、ビールは一度の摂取量が多いので、痛風には良くないとされています。

 

また、それだけではなく、肝臓や腎臓の機能を低下させてしまうので、尿酸の排出の妨げになってしまうので、相対的に痛風を発症させやすくなる、悪化させる原因と言われるのです。

 

 

では逆に、痛風を改善するためにはどんな食事に変えていけばいいのでしょうか?

 

痛風に良いとされている食品は、尿をアルカリ性にする働きのある食品です。
尿酸はアルカリに溶けやすい性質があるため、尿をアルカリ化させることによって、尿酸を蓄積させないようにします。

 

アルカリ性の食品というのは、ワカメなどの海藻、野菜、ジャガイモやサツマイモなどの芋類、きのこ、大豆や大豆製品などです。アルカリ性というだけでなく、含まれているプリン体がそもそも少ないです。

 

 

痛風が「贅沢病」と言われているのは、レバーやカニやアルコールといった贅沢なイメージのあるものをたくさん摂ることで発症しやすいからという点で頷ける気がしますね。

 

痛風の予防と改善のためには、それまでの食生活を見直す考えがとても大切です。
痛風に良いとされている食品とは、痛風の改善みならず、健康面に様々な良い影響をもたらしてくれるものばかりのようなので、野菜や大豆製品を積極的に摂るようにしていきたいですね。